山岡賢次国会対策委員長は7日、国会内で行われた与野党国対委員長会談に臨み、10日召集の臨時国会のあり方をめぐり与野党間で協議した。
会談後に会見した山岡国対委員長は、自民党側から「今度の国会は憲政史上初めての姿、真摯な議論と円満な運営をしたい」などとしたうえで、政党間協議などを行いたいとの申し出があったと紹介。それに対して民主党は、民主−自民間の話し合いだけでなく、国民の多様な意見を代表した多様な党が国会にあるとの前提に基づき、与野党国対委員長会議には全党が参加して行われるべきだと提案したことを明らかにした。
また、「名実ともに衆参一体でやっていく」と強調し、衆議院は与党が多いから勝手にやる、参議院は野党の方が多いから丁寧にやるといった与党側の姑息な方法は通用させないと表明。衆参一体となって、我が党の政党としての考えを示して対処していくとした。
さらに、いわゆる「隠れた政党間協議」には応じない姿勢を明示。「話し合いはいつでもやる。幹事長レベル、国対委員長レベルで話し合うのは結構だが、政党間協議という名のもとに趣旨や形態のはっきりしない話し合いを行い、裏で談合しているというイメージを与えるのは国会のあり方そのものを否定することになる」と語り、原則的には望ましくないと重ねて否定した。
同時に、「参議院選挙でお約束したことについては法案であげていく」とも語り、一部のエリートや官僚、政治家のためでなく、「国民のためになる」との観点で国会論戦を繰り広げていく考えを重ねて強調した。
最後に、12月6日あるいは7日に民主党の団が中国を訪問し、小沢代表と最高首脳会談が行われる予定であることも明らかにした。
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