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第１６８臨時国会召集日の１０日午前、国会内で開かれた民主党・新緑風会の参議院議員総会で、輿石東会長（代表代行）は、心を一つに、国民の皆さんの期待に応えて勝負どころに臨む決意を表明した。
輿石会長は冒頭、９日のＡＰＥＣ首脳会議の終了後にシドニーで記者会見した安倍首相が、テロ特措法の延長問題をめぐって、政局に関わる発言を行ったことを取り上げ、場所とタイミングが適切かを疑問視する考えを述べた。
また、「総理の席にいること自体が見逃せない問題だ」として、テロ特措法の延長問題には職を賭して取り組むとして、内閣総辞職をも示唆した首相について、そもそも先の参議院選挙の民意を無視して退陣しなかった点こそが問題だと指摘した。
輿石会長はその上で、「冒頭からの総理の暴挙を許さず、きっちりたたかいたい」と、民主党が今国会で国民の皆さんの期待に応える決意を表明。「心を一つに。この臨時国会は焦点、勝負どころだ」と述べ、協力を求めた。
平田健二幹事長は、森田高、鈴木陽悦両議員の会派入り、新党日本との統一会派結成に伴う会派名の変更について報告、総会として了承した。簗瀬進国対委員長は、常任委員長・特別委員長の指名について報告、小川勝也議院運営委員会筆頭理事は、本日の議事日程を説明した。
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