国会内で12日午後、代議士会が開かれ、同日昼に安倍首相が辞意表明したことを受け、報告と様々な意見が交わされた。
山岡賢次国会対策委員長は安倍首相が辞任の理由として「小沢代表との党首会談が実現しなかった」ことを挙げたことに対して、(1)本日与野党国対委員長会談の席上で初めて会談の要請があったこと、(2)小沢代表自身は与党側から正式に要請を受けていなかったこと――を報告し、安倍首相の責任を他人のせいにするような会見での発言を改めて問題視し、不快感をあらわにした。
また山岡国対委員長は、今後の国会対策について、「新しい首相が決まらないと話しにならないが」とした上で「政治の空白期間を一瞬たりとも作らないように野党が一丸となって対応していく」と述べた。
続いて鳩山由紀夫幹事長も安倍首相の辞任表明の会見について、「国民に対する謝罪が全くなかったことは、国民をバカにしている」と一刀両断。「国民の生活が停滞し混乱が続くような状況を作ってやめるのはいかがか」ときびしい口調で批判した。
さらに鳩山幹事長は小沢代表からの伝言として「我々は参議院からしっかりとわが党の考えを訴えていく。浮き足立つことなく、最善の努力を冷静に行なっていく。ここで一致団結した行動をとっていくことが大切である」と述べ、政権交代に向けて一致団結していく決意を述べた。
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