鳩山由紀夫幹事長は18日午前、党本部で開いた役員会で、民主党の当面の活動について「小沢代表の指示の通り、参院選挙で示された民意を受けて、マニフェストに基づく法案の提出と国会審議の準備を進め、さらに衆院解散・総選挙に向けて万全の態勢を整えてほしい」と要請した。
これに関連し、鳩山幹事長は「国会開会中に安倍首相が突然辞職を表明した異常な状態では、本来、首相の臨時代理を置いて粛々と国会審議を進めるべきだ。そうしないと国会は税金泥棒と批判される」と述べ、国会審議を放り出して自民党総裁選に明け暮れている与党の対応を厳しく批判した。
また、山岡賢次国対委員長も「国会開会中であるにもかかわらず、自民党は国会を完全に無視している。民主党が14日に提出した『年金保険料流用禁止法案』も放置されたままだ。国民の関心のある政策課題が全く審議できない。正に、世の中には自民党しか存在していないかのように振るまっている。これは誠に遺憾なことだ」と批判した。
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