山岡賢次国会対策委員長は18日午後、野党国対委員長会談後に国会内で会見を行い、会談で確認した自民党総裁選後の国会運営等について語った。
会談においては第一に、自民党総裁選に立候補している麻生・福田両候補が国民を向いていない姿勢について、「遺憾なこと」と共通に認識するに至ったことを明らかにした。山岡委員長は、「まさに国会が開かれている最中の開会であるにもかかわらず、その行動パターンは国会のことは全くお忘れになっていらっしゃる」かのようだと指摘。国民の生活を守るための国会が止まっていることに関し、何ら問題視する発言もない現状について、「国民の方を向いていないのではないか」と批判した。
同時に山岡委員長は、両候補とも、そもそも安倍政権を中枢で支え、その意味においては今回の問題の直接的な責任者の一人であるとも指摘した。
続いて山岡委員長は第二に、同日付で大島自民党国対委員長から各党に対し、23日の自民党総裁選を受けて、25日に総理大臣指名選挙(首班指名)を行う本会議を開きたいとの要請があったと説明。それに対し会談では、「一日も早く国会を動かしていくべき」との観点で25日には異論はないということで一致したことを明らかにした。
第三には、会談の席でその首班指名において民主党が推す小沢一郎代表を野党各党で一致して推挙してほしいと要請。各党で持ち帰って検討した上で、20日10時半から改めて野党国対委員長会談を開き、その結果を取りまとめることとした。
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