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2002/02/01
大失態の小泉内閣に交代迫る時〜両院議員懇談会
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 民主党の両院議員懇談会が1日正午より国会内で開かれ、開幕後わずか11日で政府側の大失態により混乱を極めている通常国会で民主党は政府とどう対峙していくか、確認された。

 冒頭で鳩山由紀夫代表は田中前外相更迭について、「外相としての資質を追及したこともあったが、今回の問題ではNGOのアフガン支援会議排除を撤回させた田中前外相はむしろ評価に値する」とし、更迭に踏み切った真意はどこにあるのか徹底的に究明しなければならないとした。鳩山代表は「官尊民卑の発想が国会内・役所内にも蔓延している」と指摘。このような失態を政府が演じた以上は、民主党こそが国民のための政策を実現できる唯一の党であると示していかなかればならないとした。

 菅直人幹事長は「外務省が伏魔殿と言われてきたが、自民党こそが伏魔殿であることが明らかになった」と批判。「鈴木宗男議員の首を差し出す代わりに田中外相の首も」という、青木幹雄参院幹事長・野中広務元幹事長・古賀誠前幹事長らの要請を小泉首相は結局断れなかったのだと一連の経緯を分析。また、緒方貞子アフガニスタン支援政府代表の外相就任固辞は、まさに小泉内閣への否定に他ならないと指摘した。

 さらに、「税金はオレが集めている。ODA予算はNGOには使わせない。アフガン支援資金の分配はオレが決めている」などと暴言して憚らない鈴木宗男議員への追及の手を弱めてはならないとの考えを示し、今こそ野党第一党として、政権交代を迫っていくと断言した。

 今後の国会運営について「田中前外相・鈴木議員・野上次官の3人だけでなく、ジャパン・プラットフォームの大西健丞代表の参考人招致こそ、事実解明には欠かせない」と、海江田万里衆議院議員などから提案があった。

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