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2007/09/21
抜本的な解決策が必要 「名前のない年金記録」の補正作業を視察 
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 民主党は21日、東京社会保険事務局(東京都新宿区)を視察。長妻昭政調会長代理(民主党『次の内閣』ネクスト年金担当大臣)、蓮舫政調副会長(同ネクスト年金副大臣)、山井和則厚労委員会理事(同ネクスト厚生労働副大臣)、大塚耕平参議院政審会長代理が参加した。

 今回の視察は、「名前等のない年金記録」(社会保険庁の発表によると524万件)を補正する作業が実際に行われている現場を見聞することが目的。民主党では、18日に社会保険庁から補正作業に関する説明を受けていたが、出席した議員から「説明に納得できない」との声が相次ぎ、視察を行うことになった。
 
 「名前のない記録」の補正は、年金番号を手がかりにコンピュータデータと手書き台帳とを照合し、性別・生年月日などが一致していれば個人が特定される。視察の結果、「多くの記録に名前以外の不備がある」、「補正作業にかかる時間について社会保険庁の見通しは楽観的な数字である」、「個人が特定できても名前は漢字表記しか確認できず、推測でフリガナをふる」など、新たな事実が明らかになった。

 視察終了後、長妻議員は「名前のない記録は524万件だが、他の4500万件の名前も漢字の読み方を本人に確認せずにカタカナで入力したものだ。視察をして5000万件のデータと手書きの台帳との照合の重要性を改めて実感した」と力説。また、記者から前日、舛添大臣が同じ場所を視察したことについて質問されると、長妻議員は「我々は政府・与党と対決しようとしているのではなく、抜本的な解決を求めている。国民のために取り入れるべきところは取り入れてほしい」と訴えた。

 蓮舫議員は「舛添大臣は年内に100%できると発言したがいったい何を見たのか。今のままではムリだ」と感想を述べた。また、大塚議員は「自民党は総裁選一色だが、我々は国民のためにやるべきことをやっている」と民主党の取組みを強調し、山井議員も「国民の一番の関心は年金だ。総理になる方にはこういう現場こそ見てもらいたい」と述べた。

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