小沢一郎代表は28日午前、党本部で薬害肝炎原告団と面会。党B型・C型肝炎総合対策推進本部の議員とともに、薬害肝炎患者のインターフェロン治療に公費助成を行う等、肝炎総合対策の法案がまとまり、来週早々に参議院に提出する旨を報告した。
原告団は小沢代表に対し、3月に厚生労働省前で座り込みした際、小沢代表はじめ多数の民主党議員に激励を受けたこと、8月に薬害肝炎全国原告団とともに来訪した際に立法化を目指すと明言したことにも言及し、「まさに有言実行。これにより多くの国民の命が救われる」と法案化の喜びと民主党の対応への謝意を述べた。
小沢代表は「参議院で通ることは間違いない。あとは衆議院で自民党がどう反応するか」との見解を明示。参議院選挙で与野党逆転を実現できたことがこのような状況を生んだとして、「皆さんが応援してくれたおかげ」と、感謝の意を示した。そのうえで、「実現に向けて全力で頑張る」と力強く表明。
本部長を務める菅直人代表代行も原告団に対し、薬害肝炎問題の全面的解決に向けて引続き取り組む決意と覚悟を改めて約束した。
このほか、B型・C型肝炎総合対策推進本部長代行の仙谷由人衆議院議員、山田正彦ネクスト厚生労働大臣、山井和則ネクスト厚生労働副大臣、家西悟、前川清成、松野信夫各参議院議員が同席した。
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