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2002/02/04
【衆院予算委】野田議員、農水相に辞職迫る
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 衆院予算委の補充質疑が行われた4日、原口一博議員に次いで質問に立った民主党の野田佳彦議員は、40分間の持ち時間すべてをBSE問題で失政を続ける武部農水相の責任問題追及に充て、農水相の辞任を強く迫った。

 野田議員は「武部農水相は大臣就任後、とても失言が多かった。なぜそんなに失言が多いのか」と切り出した。武部農水相は「そういう印象を与えたとしたら不徳の致すところ。反省したい」と殊勝らしい答弁でかわそうとしたが、野田議員は「印象を与えたどころの話ではない。これまでのBSEをめぐる国会論戦のほとんどは武部農水相の失言をめぐるものだったといってよい。これほどの失言は失政に他ならない。これからも失言を続けるのか」「閣僚としての資質を欠いている」「風評被害の陰にあなたの存在がある。牛肉をおいしそうに頬張るあの非科学的パフォーマンス以来、農水省の科学的知見はまったく信頼されなくなった」「農水省の組織としての後手後手の対応、危機感のなさ、不手際の多さ、不適切発言の多さなど、農水相の任にあらずだ」と次々に容赦なく責めた。

 野田議員はまた、小泉首相に「田中前外相はやめさせられたが、武部農水相はなぜ解任しないのか」と質した。首相は「農水相の場合には今までのことを反省して省庁とよく連携して一丸となってやっている。田中前外相の場合には、一省内の問題にとどまらなくなった」と苦しい答弁を行った。

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