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2005/09/05
【総選挙の軌跡】「改革が必要。まだ間に合う。民主党政権下で改革を」代表、宮城で
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 岡田克也代表は5日、宮城県入りし、同県3区の橋本きよひと、1区の郡和子、2区の門間ゆきこ候補者の選挙区を回り、民主党政権実現へ向け、支持を訴えた。

 「この選挙は日本にとって極めて重要。岡田民主党でいくのか、小泉自民党でいくのかという大きな選択肢が示されている。このままでは日本はぶっ壊れる」と口にした岡田代表は、子どもたちの未来のために衆院選では賢明な選択をしてほしいと聴衆に呼びかけた。

 人口減少、高齢化時代へと突き進む日本の将来を憂慮するとともに、小泉内閣が国債を発行し続け、ばら撒きによって借金を増やし続けたツケとして、国と地方合わせて1000兆円にも上る借金が、日本社会に重くのしかかるとの見方を示した。「国と地方の負債、いったいだれがどうやって返していくのか、いまどこにも答えはない」と訴えた岡田代表は、民主党政権への交代こそがその突破口となると語った。

 「こんなにも膨らんでしまった借金をいったいどうすればいいのか、もう一度この国を元気にしたいと思うならば改革が必要。今、大きな改革をやらないと、この国は絶対に良くならない。自民党の従来の延長線上では、この国は絶対に良くならない。そのことを、みなさんの口からも是非多くの方に語っていただきたい。あきらめる必要はない。今からでも間に合う」と岡田代表は熱く語り、民主党政権確立が早急に求められるとした。

 続けて、今政治が取り組むべき課題は「年金と子育てだ」と主張。年金は重要としながら、何ら手立てを講じない小泉自民党に対し、民主党は税を財源とする月額7万円の最低保障年金の確立を目指していることを明らかにした。その上で「年金制度を大きく変えるため、民主党に力を与えていただきたい。民主党政権をつくっていただき、みなさん一緒になって、年金の大きな改革、やりとげようではないですか」と聴衆に呼びかけた。

 さらに子育て支援に関しては、自らも3人の父であるとして「子どもを産み育てることは、人生の大きな喜びである」と語った上で、経済的負担や仕事との両立といった視点で子どもをあきらめなければならない現状を改善していく必要性を強調。「ヨーロッパ並みの子育て政策をやろうというのが私たち民主党の考え方だ」と述べ、月額1万6000円の子ども手当の実現、育児休業制度の改革や保育所、学童保育施設の整備をしっかりとやりとげていく民主党の姿勢を改めて表明した。

 最後に、税金の無駄遣いを徹底的に見直すことで、3年後の10兆円の歳出削減を断行していくと強調。同時に国会議員の議員年金廃止、3年後の国家公務員の2割程度人件費削減などを通して、国の立て直しを図っていきたいと訴えた。

 「みなさん、まだ間に合う、まだ間に合うのです」と言葉を重ねた岡田代表は、日本再生に向けた改革断行のためにも、民主党に政権を委ねてほしいと呼びかけた。

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