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2007/10/03
やっと開かれる国会論戦。真剣勝負で首相質す 代議士会で確認
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 国会内で3日昼、衆議院本会議を前に代議士会が開かれ、安倍前首相辞任後、自民党総裁選、新首相就任を経て、3週間の空白の後にやっと開かれる国会論戦の場で、所信表明演説で語られた福田首相の認識を真剣勝負で質していく方針を改めて確認した。

 議院運営委員会筆頭理事の川端達夫副代表は冒頭、「3週間待ちに待った。気合を入れて質問していただく」と述べ、質問者の鳩山由紀夫幹事長、長妻昭『次の内閣』ネクスト年金担当大臣を紹介。民主党として一致結束して論戦に臨んでほしいと要請した。

 山岡賢次国会対策委員長は、「極めて重大な国会となる」との認識を示し、相手を殲滅させ、解散に追い込むべく、質問者と一体となった行動を、と呼びかけた。

 続いて質問者の鳩山幹事長が挨拶に立ち、国会論戦が再開されるまでの3週間で、じっくりと新しい相手投手を研究させてもらったと報告。そのうえで、「どうも投げ方はうちの投手を真似ているようだ」として、所信表明で民主党が従来から主張してきた「自立と共生」への改革を訴えるなど、福田首相が民主党政策をコピーするかのような発言をし始めている点を指摘した。「しかし、あくまでも暫定首相、真似ても真似しきれない」のが実情だとも分析し、「そのすっぱ抜けをかっ飛ばして行く」と表明。所詮、付け焼刃の方向修正に過ぎない偽者の実態を突いて行く考えを強調した。

 長妻ネクスト大臣は、3週間を経て「さらにきびしく」質問内容を整えたと表明。政官のもたれあいの、癒着構造にどっぷりつかった現政権が抜け出せないムダづかいの実態を、ひとつひとつ質していくと表明。また、自民党から質問内容が細かすぎるとの指摘があった点については、「ムダづかいを具体的にし、税源を自民党に指摘しただけ。自民党は責任政党でありながら、役所の不祥事を一件でも明らかにしたことがあるのか」と批判し、財源がないから政策を実現できないというのであれば「政権交代して我々に政府の大掃除をさせろと申し上げたい」として、答弁内容によっては再質問も辞さず質していくとした。

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