輿石東参議院会長は、4日午後記者会見を開き、自身の代表質問に対する福田首相の答弁について、「もう少し具体的に中身を答えてほしかった。所信表明の言葉通り。それが不満」と、批判した。
また、本会議場の雰囲気について、「心を一つにして政権をとりにいくというものを感じた」として、多数となった参議院で党、会派の重さの実感したとした。さらに、自民党から首相への応援がなかったことについて、「初めての首相答弁だから応援があってもいいのになかったのは不思議だ」として、少数となった自民党の元気のなさを示唆した。
代表質問でも触れた首相への問責決議については、「国会の運営のなかで、ここぞと思ったときに提出する」として、それが政府提出法案の衆議院での再議決、あるいは民主党が中心となって参議院で可決し、衆議院に送った法案の衆議院での否決の場合も双方あるとした。
今後の国会については、淡々と、国民と約束した「3つの約束、7つの提言」を議員立法として提出していくこと、テロ特措法には新法にも反対であると明言した。そのうえで、「アメリカでも武力行使、戦争でテロを撲滅できるのかとの声が大きくなっているのでは」との認識を示し、テロ対策の民主党案がまとまれば国民に提示するとした。
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