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2007/10/05
厚労省に続き農水省へ全頭検査打ち切り指示の撤回と国庫補助の継続申し入れ
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 筒井信隆『次の内閣』ネクスト農林水産大臣、山田正彦民主党ネクスト厚生労働大臣は5日昼、農林水産省を訪れ、舛添厚労大臣に対して1日に行なった、「全頭検査打ち切りを指示する政府の越権行為への抗議とBSE検査への国庫補助継続を要求する申し入れ」に続き、若林農水大臣と今村農水副大臣に対しても同様に申し入れた。

 申入れ後、筒井ネクスト大臣は政府が各自治体にBSEの全頭検査を20カ月齢以下の牛は終了するよう指示したことについて、「内容的にも間違いである。同時に自治権を犯す行為であり、この点でも間違いである」と強く批判。BSE全頭検査続行に対する国庫補助の協力を若林農水相に要請した。

 これに対する若林農水相の回答について筒井ネクスト大臣は、全頭検査を行うことの判断は、各自治体に委ねる点は大筋同意したが、国庫補助の継続による検査は必要ないとの認識を示したと報告。

 山田ネクスト厚労大臣は、若林農水相に「食の安全・安心」の観点からも厚労相と農水相の間で協議してしっかりした対応を求めたことを明らかにした。

 また、検査を行なう自治体と行なわない自治体が存在することによる市場の混乱を招きかねないのではないかとの記者からの指摘には、筒井ネクスト大臣は「検査を行なっている牛肉が良いかどうかは最終的には消費者が判断すべきことである。検査を行なうか否かの方針を立てるのはあくまでも各自治体である」と述べるとともに、「すべての自治体が検査を継続するため、国の協力が得られるように努力していきたい」とも語った。

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