小沢一郎代表は、5日午後党本部で開かれた全国幹事長・選挙責任者会議で、総選挙について「皆が力を合わせれば勝てる。各都道府県の小選挙区で過半数を獲れば、全体の過半数となる。私も体力の限り戦う。政治家としての最後の戦いとの決意で臨む。政権を獲り国民の負託に応える」と、次の総選挙での政権獲得への強い決意を表明した。
また、小沢代表は、「この国会で、民主党がいかに行動するかを全国民が注目している。日本がこのままではいけないと、国民の皆さんにマニフェストを示し、国民の皆さんと約束した。その結果、参議院で過半数近い議席を与えていただいた。その約束を国会の意思として参議院では決定できる」として、マニフェストの法案化を進めることを改めて表明した。
その上で、「参議院で可決し、衆議院へ送り、政府・自公の人たちがどういう判断するのか、国民の皆さんは最大の関心をもって注目している。子育て、年金、農業、イラク特別措置法廃止法案など、可能な限り法案にし、国会の場で、現実のものとして明らかにしていく。それで、国民の皆さんに判断してもらい、衆議院の選挙で、民主党か、自民党かの最終決定を仰がなければならない」と述べ、この国会での戦いが、衆議院選挙に直結するとの見解を明らかにした。
さらに、総選挙の候補擁立について、「鋭意、候補擁立を進めている。300の内150以上、過半数をとることを目標にしなければならない。あらゆる歴史が証明しているように、勝利の方法は兵力の集中。それぞれの都道府県で過半数の獲得を目標とする。実際に過半数を獲ることに重点を絞る」として、全選挙区での候補擁立ではなく、あくまで小選挙区で勝利できる候補を擁立する方針を示した。
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