鳩山由紀夫幹事長は12日午前、党本部でホー・ドゥック・ヴィエット党中央組織委員長をはじめベトナム政治局員の表敬訪問を受け、日越間の協力関係のいっそうの促進と両国の発展に向け努力することを確認した。
鳩山幹事長は冒頭「ようこそ民主党へ」と挨拶。心からか歓迎の意を表するとともに、ベトナムにおける台風被害、カントー橋崩落事故について「被害に遭われた方々に対してお悔やみとお見舞いを申し上げる」と述べた。また、Hoa Lacハイテクパーク、南北高速道路、南北高速鉄道の日越3大プロジェクトに言及、「同じアジアの仲間としてより身近な関係になることを期待する」と表明した。
ホー・ドゥック・ヴィエット党中央組織委員長はまず、鳩山幹事長の気遣いに謝意を述べ、そのうえで、2008年には日越国交関係樹立35周年を迎えることにも触れ、「意見交換を通じて相互理解を深め、より良好な関係になることを期待」と明言。訪日の目的として、(1)公務員の育成・採用・人事(2)原発の建設・運営――を学習することを挙げた。
意見交換では、このホー・ドゥック・ヴィエット党中央組織委員長の意向を汲み、司会を務めた内藤正光国際局副局長が、日本の公務員制度のひとつとして、官民交流制度を紹介。ベトナム政治局員は熱心に聞き入り、活発な意見交換が行われた。
なお、会談には高橋千秋国際局副局長、白眞勲国際局副局長、前田武志参議院議員が同席した。
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