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2007/10/16
小沢代表 沖縄検定問題の要請書を受取る
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 小沢一郎代表は16日午前、先月行われた沖縄戦での集団自決をめぐる教科書検定意見の撤回を求めた沖縄県民大会の実行委員会のメンバーから、「県民の意を汲んでお力添えをよろしく」と、意見の撤回と記述の回復を求める要請書を受取った。

 沖縄市議会議長は、県民大会参加者約11万6000名の総意として要望書を手渡すと、今月頭、渡海文部科学相と面会したことに言及。与野党を超えた県民の声としての要請にもかかわらず、渡海文科相は「政治介入はあってはならない」と強調したとして、「県民の意を汲み取る姿勢はなく問題解決にはならない」と述べ、民主党への期待を示した。

 メンバーの1人である「青春を語る会」の中山さんは、学徒隊であった経験を明かしたうえで、「真実はひとつであり、捻じ曲げることに不満を覚える」と政府の方針を批判。「私たちの世代にとって青春イコール戦争であり、お国のためにという教育を受け、命の尊厳を知らずに戦争に行った経験、命と平和の尊さを伝えていく活動をしている」と述べ、真実を伝えていくことの重要性を強く訴えた。

 そのほか、県民大会には世代を超えた多くの人々が参加したことにも触れ、「間違った意見がそのまま残るといつ何時再び出てくるかわからない」との警戒感を示し、意見の撤回、記述の回復を要請した。

 小沢代表をはじめ、同席した菅直人代表代行、川内博史、奥村展三各衆院議員は、要請書とともに、沖縄県民の意をしっかりと受け止め、この問題に前向きに取り組む意向を改めて表明。歴史の真実に向き合うことこそが将来に繋がるとの考えを確認した。

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