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2002/01/01
政官業癒着構造から抜け出し、抜本的改革の第一歩を
鳩山代表 新年メッセージ
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民主党代表 鳩山由紀夫

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は夏の第19回参議院議員選挙をはじめとして、みなさまより民主党への暖かいご支援・ご協力をいただきましたことに、民主党を代表し、心より感謝申し上げます。

 さて昨年は、米国で発生した同時多発テロをはじめ、日本の国内外においても様々な課題が噴出した、まさに激動の1年でした。特に9月11日のあの事件は、世界中の人々に強い衝撃を与え、事件を契機に新しい世界秩序をどう構築していけばよいのか、誰もが不安を抱かずにはいられなかったのではないでしょうか。新世紀を迎えたばかりの世界は、まさに不安と混沌の中にあり、いまほど政治の役割が問われているときもないと、私たちも強く自覚しております。

 その一方で、日本の経済は瀕死の状態を迎えております。年々悪化していく失業率を見るまでもなく、雇用情勢はかつてない深刻な状況を迎えています。小泉総理は構造改革を声高に唱えていますが、痛みだけが国民を直撃する一方で、改革はなかなか実行に移されず、将来に展望が開けた状況とはとても言えません。改革の名を標榜するだけで、実は自民党の族議員と妥協し、結局は中身の伴わない名ばかりの「小泉改革」であるならば、それは国民に対する裏切り行為に他なりません。

 民主党は、将来への不安感が増大しているこの現状を直視し、子どもからお年寄りまでが安心して暮らせる明るい日本社会を築くため、真の構造改革の実行を強く主張すると同時に、社会に安心感を与えるセーフティネットの構築に全力を挙げてまいります。長年続いている政官業癒着の構造から永遠に抜け出すことこそ、日本の抜本的な改革の第一歩となるのです。私たち民主党は、日本の未来のためにも、その改革に全力を傾けてまいります。

 最後になりましたが、今年も民主党への変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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