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2007/10/22
肝炎対策推進本部、新たな書類の発見を受けて緊急ヒアリング
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 民主党B型・C型肝炎対策推進本部は22日午後、国会内で会合を開き、血液製剤フィブリノゲン投与によるC型肝炎への感染について、症例一覧表の418名のうち、一部の患者名やイニシャルが把握できる書類が19日に見つかった問題に関して、厚生労働省からヒアリングを行った。

 本部は会議の冒頭、厚労省の担当者に経緯を確認。(1)2002年に厚労省が旧三菱ウェルファーマ社に報告書の提出を命じた際、個人情報保護などの観点から一部が黒塗りされたものと黒塗りされていないものと、2種類を受領したこと、(2)19日に倉庫から8分冊の報告書が見つかったこと、(3)黒塗りされていない書類と、418名が記載された症例一覧表を調べたところ、165例がつき合わせできたこと――などの説明を受けた。

 菅直人本部長(代表代行)は、19日に推進本部が厚労省を訪問した後になって書類の存在が判明したことについて「あなた方が意図的に隠していると、この一連の経緯を見て思う」と述べ、強い不快感を示した。
 
 福山哲郎政調会長代理は、歴代の厚労相が官僚の主張に沿って委員会などで答弁を行っていると指摘、そのほかの出席議員や肝炎訴訟関係者も次々に発言、経緯や今後の対応について厚労省の見解を質した。

 舛添大臣直属で調査チームをつくり、徹底的に関係者や資料にあたって取りまとめるという厚労省の説明について、菅本部長は、418件を調べて終わりにすべきではないと主張、ここまでの拡大を許した行政の責任について検証を求める考えを示した。
 

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