民主党税制調査会(会長:藤井裕久最高顧問)は23日午前、国会内で第一回総会を開き、日本経済団体連合会より「今後のわが国税制のあり方と平成20年度税制改正に関する提言」についてヒアリングを行った。
藤井会長は冒頭の挨拶で、「率直なご意見をご披露いただきたい」と述べ、「(この提言を)咀嚼して税調及び党全体での会議に糧として出していきたい」との意向を語った。また、民主党の政権政策の基本方針及び選挙における「マニフェスト」について言及。「党の憲法のようなものであり国民との約束である」として、「その根幹だけは変えることができないことをご理解いただきたい」と求めた。
会議では日本経団連の評議員会副議長・税制委員会共同委員長の大橋光夫氏が、(1)今後のわが国税制のあり方(2)平成20年度税制改正に関する提言――について説明。わが国の現状と税制抜本改革の必要性を述べたうえで改革の主要課題、平成20年度改正の具体的課題をそれぞれ説明した。
ヒアリング後は、民主党の議員から担当者への質問形式で進行し、お互いの見解を述べながら理解を深める内容となった。
なお、税制調査会の役員構成は以下の通り。(敬称略)
顧問 中川正春(『次の内閣』財務担当)
原口一博(『次の内閣』総務担当)
会長 藤井裕久
会長代行 峰崎直樹
副会長 古川元久(筆頭)、松本剛明、渡辺周
事務局長 尾立源幸
事務局長代理 古本伸一郎
事務局次長 大久保勉、田村謙治、大串博志
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