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2007/10/26
年金保険料流用禁止法案、来週成立へ 簗瀬委員長意欲示す
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 簗瀬進参議院国会対策委員長は26日、国会内で記者会見し、民主党提出法案の審議状況等について語った。

 前日の25日に趣旨説明が行われ、審議入りした年金保険料流用禁止法案について、「来週中には何とか委員会採決・本会議採決ができればと思っている」と表明。厚生労働委員会の理事懇談会の状況を見守っている段階であるとしたうえで、先の通常国会で与党側が提出した年金関連法と大差のない分量である以上、「30日一日の審議で十分だと思っている」と分析。成立への意欲を示した。

 また、農業者戸別所得補償法案、被災者生活再建支援法改正案についても来週早々の趣旨説明と委員会での審議入りを与党に求めているとして、「本日の議院運営委員会理事会では残念ながら結論に至らなかったが、29日午後の議運の理事会でぎりぎりの判断をしなければならなくなる可能性もある」と語った。

 国会同意人事をめぐっては、一部の報道で「門前払いの愚」などという見出しを使い、民主党の対応を批判する記事が出たが、実際には本日の衆議院議運理事会でも正式提案に至っておらず、参議院議運理事会でも与党側から言及がない段階であることを明らかにし、国会での議論より先にマスコミに詳細な情報が流出したことを簗瀬国対委員長は問題視した。

 特に、「民主党の判断基準を考慮して人事案が決められた」とする報道がなされた点について、ここでいう民主党の判断基準とは従前のものにすぎず、参院第一党となった現在、民主党は新たな判断基準づくりに着手していると報告。「民主党の判断基準を参考にしたというのは与党にとっては都合のいい言い方だが、私どもはもっともっと突っ込んだ判断基準を新たにつくっていこうと考えている」と改めて表明した。同時に「この問題は議運の大きな焦点テーマとなってくる」と指摘し、「事前に人事が漏れることを過小評価してはならない」とも述べた。新たな基準づくりに向けては29日午前、多岐にわたって議論し、検討のたたき台を示していく段階にあることも明らかにした。

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