参議院本会議で2日午前、年金保険料流用禁止法案が投票総数227、民主党はじめ野党などの賛成132、与党の反対95で可決された。
江田五月議長の投票結果報告に、議場内からオーという喚声が上がった。
投票に先立ち、岩本司厚生労働委員長が、委員会での質疑の結果を報告した。この中で、岩本委員長は、改めて、この法案の目的が保険料を保険給付以外には一切使用しないようにするものであることを明言。
また、財源、年金相談を名目に施設を建設しないようにすること、政府は反対の意見を表明したこと、三会派が賛成討論を行ったことなどを列挙し、賛成多数で可決された、と委員会での質疑の要旨を報告した。
最後に、岩本委員長が「可決すべき」と報告すると、大きな拍手で本会議場は包まれた。
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