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2007/11/02
「約束」から「実行」へ。「年金保険料流用禁止法案」参院可決報告街宣
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 「国民の生活が第一」の政治を目指し、参院選マニフェストの実現に向け、今国会において次々に民主党政策を法案化して成立を目指してきた民主党は2日、マニフェスト実行第1弾ともいえる「年金保険料流用禁止法案」の参院通過を果たし、東京・有楽町マリオン前で「法案参院可決」を報告する街頭演説会を開いた。
 
 国民運動委員長代理の高山智司衆院議員の司会で進められ、参院本会議で法案への「賛成」の1票を投じてきた参院議員が次々にマイクを握った。

 神奈川県選出の牧山弘恵参院議員は、参院選で民主党に寄せられた民意を受け、年金保険料を年金給付以外に使わせないとする同法案を提出、可決に至ったと報告。参院から衆院へと送付された後、多数を占める与党が衆院で否決した場合、「それは民意に反する行為だ」と指摘し、与党に対してこれまで以上に厳しい目を注いでほしいと聴衆に訴えた。

 千葉県選出の加賀谷健参院議員は、年金保険料が年金給付以外に使われた「年金保険料流用」は総額6兆8000億円にものぼることを明示するとともに、同法案以外にも、「民主党はマニフェストで約束したことをひとつひとつ、農業者戸別所得補償法案、障害者自立支援法改正案、被災者生活再建支援法案などを提出している」と報告した。

 続いて津田弥太郎参院議員は、薬害C型肝炎の原因となった血液製剤フィブリノゲンを投与された418人の症例リストを厚生労働省が放置していた問題に言及。こうした「役人」中心の構造が年金保険料流用にも共通しているとしたうえで、衆院で与党が法案を否決した場合、「そのような自公政権は打倒しなければならない」と訴え、来る総選挙での民主党への支持を求めた。

 次に、風間直樹参院議員は、「国民のみなさんの声を受け、与えてもらった議席をもって、法案が成立した」と述べ、「議席の力だ」と強調した。そして、「これからがみなさんの最後の出番」と聴衆に語りかけ、衆院での審議に注目し、衆院で与党が否決した場合は、与党の判断が妥当かどうか、総選挙で1票にこめて意思表示してほしいと語った。

 続いてマイクを握った『次の内閣』ネクスト年金担当副大臣の蓮舫参院議員は、「本日10時すぎ、賛成132、反対95という圧倒的賛成多数で参院本会議で年金保険料流用禁止法案が可決した」と達成感に満ち溢れた表情で訴え、年金受給者の保険料を守るべく流用禁止が実現しつつとした。同時に、消えた年金問題に端を発し、国民の年金制度を守るべくネクスト副大臣として力を尽くしてくるなかで、政官の隠蔽体質を目の当たりにしてきたと指摘。しかし、民主党の参院選勝利によって様々な点が明るみに出てきているとして「政治は変わる。変えられる」と強調。次の総選挙では「この国の政治を託すのは民主党なのか自民党なのか判断して欲しい」と訴えた。

 それを受けてマイクを握った国民運動委員長の小沢鋭仁衆院議員は、「法案可決という大きな一歩を踏み出すことができた」と表明するとともに、民主党による政権実現への意欲を改めて示し、挨拶を締めくくった。

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