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2007/11/12
新テロ対策法案可決は非常に残念。幹事長、戦争協力法案に改めて反対表明
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 鳩山由紀夫幹事長は12日午後、新テロ対策特別措置法案が衆議院テロ防止・イラク支援特別委員会で野党側が同意しないままの不正常な採決で、与党の賛成多数で可決されたのを受けて、党本部で記者団に答えた。

 「衆議院で可決されたことは非常に残念」と厳しい表情で切り出した鳩山幹事長は、「言うまでもないが民主党は、戦争に協力する法案には同意はしかねる」と述べ、戦争ではなく、アフガニスタンを平和な手段で、まさに民生支援によって平和を導いていきたいと改めて表明。「そのために私たちの考え方を曲げることはしない。米軍中心の戦争に協力する法案には賛成しかねる。これがすべてだ」と繰り返した。

 また、法案可決はブッシュ大統領との首脳会談を控えた福田首相が、訪米の土産にしたい一心で採決を強行したものであるとの見方を示し、「大変けしからん話だ」と一喝。独立国・日本としての気概を持つべきで、属国のような扱いを甘んじて受け入れることに繋がる「お土産外交」はやめるべきであると釘を刺した。

 さらに、スキャンダルまみれの防衛省の疑惑を明らかにしないままの採決は受け入れがたいとも主張し、給油活動延長問題にも関わる防衛省の組織ぐるみの給油量隠蔽問題などもあった以上、「もっとまじめな議論を本来するべきだった。改めてそのことを怒りをこめて申し上げる」と批判した。

 そのうえで鳩山幹事長は、参議院においては民主党が提出したイラク特別措置法廃止法案の審議を先行する考えを示した。

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