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2007/11/22
「給油新法は基本的考え違う」成立への協議拒否 政策協議要請も断る 党首会談で代表
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 小沢一郎代表は22日午後、官邸を訪れ、福田首相との党首会談を行った。会談には、民主党から鳩山由紀夫幹事長、山岡賢次国会対策委員長が同席。町村官房長官、伊吹幹事長、大島国会対策委員長も同席した。

 会談終了後の記者会見で小沢代表は、福田首相からはまず、日米首脳会談、ASEAN=東南アジア諸国連合の会議について報告を受けたことを説明。その後、年金・インド洋での給油活動問題について協議機関を作り、議論、成案を得るようにしてもらいたいとの強い要請があったことを明かした。そのうえで小沢代表は、「あくまでも国会、委員会において各党の議論の中で意見をまとめていく」との方針を明示。「委員会ではない場において特定の協議機関を作ることには応じられない」と述べ、福田首相の要請を断ったと説明した。

 自衛隊の海外派遣については、「当面の必要性だけで無制限に派遣させることは国を誤り、憲法に違反する、との従来からの意見は変わらない」と主張。基本的な考え方が違うとして、「いくら総理にお願いされても絶対に認められない」と、明確に断ったことを明らかにした。

 小沢代表は逆に、この問題の所管である防衛省における様々な疑惑について、「政治家から官僚に至るまで、疑惑追及を徹底的にやり尽くさなければ国民の理解を得られないのではないか」と問題を提起。年金や肝炎問題に対する厚労省の対応も同様であると指摘し、「防衛省、厚生労働省の腐敗を大掃除することこそが先決である」との考えを福田首相に対して表明したと語った。

 また、国会の会期再延長の可能性については「認められない」と明言。参議院選挙後に安倍首相の続投を許しておき、その後の突然の辞意表明から総裁選挙と続いた、「2カ月の空白をつくったのは自民党である」と批判。二院制において民主党が過半数に近い議席を獲得、参議院の与野党逆転という結果がもたらした意味を自民党が十分に認識できなかたことを含め、今日の事態を招いたのはむしろ与党側だとして、その責任を指摘した。

 

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