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2007/11/25
小沢代表、滋賀県訪問 子育てママたちと求められる子育て支援策意見交換 
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 小沢一郎代表は25日、滋賀県のJR栗東駅前にある「NPO法人びぃめ〜る」を訪問した。同団体は1997年以来、「女性」「子育て」「環境」「福祉」を柱に、地元に密着した生活情報をマルチメディアに発信し続けてきた。小沢代表はここで集う、子育て中のお母さんたちと意見交換するとともに、隣接する図書館にある座ってリラックスしながら本が読める絵本コーナーで親子連れと触れ合った。

 意見交換は滋賀県3区選出の三日月大造衆議院議員の司会進行で進められ、小川泰江理事長の歓迎の辞を受けて挨拶に立った小沢代表は、参議院選挙前に徳島県を訪れ、子育て中の皆さんがとふれ合うなか、子育ての大切さを改めて実感したことを紹介。「いろんな面で子育てをサポートしていく」必要があると強調した。

 また、最近訪れた宇都宮市で、産科医がいない地方の現状を目の当たりにした経験も披露し、医師制度そのものの見直しの重要性を指摘した。そのうえで、先の参院選マニフェストでも示した通り、月額2万6000円の子ども手当の創設を民主党が目指していることを表明。財源確保も十分に可能だと試算していることを明らかにするとともに、フランスなどでは同種の手当の実施によって出生率向上につながったことを解説した。「そういう意味でもお産から始まり、子どもを育てることは本当に大事な仕事。ぜひ、民主党の仲間といっしょに何としても実現したい」と述べ、民主党が先の参院選マニフェストの3本柱のひとつに「子育て」を掲げている通り、子育てをサポートする支援制度づくりに力を注いでいく考えを改めて表明した。

 同時に、「なかなか(政府・与党の)抵抗もあって実現できないでいるが、今日はみなさんの意見を聞かせてもらいたいと思い、伺った」として、現場の声を国政に反映させるべく、直接、訪問したことを明らかにした。

 続いて、滋賀県選出で『次の内閣』のネクスト子ども・男女共同参画担当大臣 、ネクスト文部科学副大臣を歴任して、民主党の子育て政策づくりに力を注いできた林久美子参議院議員が、民主党の子ども政策について紹介した。

 参加した子育て中のお母さんからは自治体のスタンスによって、整備状況に著しい格差がある学童保育の実態や、劣悪な環境に押し込まれるようにして親の帰りを待つしかない学童保育児童の日常が語られるとともに、「3月まで保育園で夜まで預かってもらっていた子どもが一夜明けて4月になって保育園児ではなくなった途端、夜まで預かってもらうところがなくなり、親子共々に不安」といった切実な声があがった。また、中学生、高校生の子を持つお母さんからは、「子どもたちが希望を持って進路を決めていくことができる社会づくり」を政治主導で進めていくことを求める意見があった。

 小沢代表は、保育園児などの幼少期、児童、そして中学生・高校生の世代と、それぞれの問題点を指摘する声に対し、詳細に意見交換を行った。

 なお、視察には滋賀県1区の川端達夫副代表、滋賀県2区選出の田島一成衆議院議員、滋賀県選出の徳永久志参議院議員が同行した。

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