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2007/11/28
参院での証人喚問決定直後だけに守屋前次官逮捕は残念 輿石会長
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 参議院議員会長の輿石東代表代行は28日午後、守屋前防衛事務次官の逮捕を受け、国会内で見解を示した。

 「時間の問題だとは思っていた」と語った輿石会長は、「残念だなと思う」と表明。その意味するところとして、昨日27日の参議院財政金融委員会で両者の証人喚問を行うと決定した直後の逮捕であるだけに、「峰崎直樹委員長のもとで週明けにお2人に並んでいただいて証人喚問し、疑惑解明に入りたいという意思決定をした直後であるから、そういう意味で残念だ」と重ねて述べた。

 そのうえで、国会における証人喚問と、司法の独立という関係にもなるとの認識を示し、「私どもは捜査の妨げになるようなことをするつもりはないが、逮捕に至る事情だけはお聞きしなければならない」と述べ、参議院財政金融委員会の理事会でそうした方向が確認されたことを明らかにした。考えうる手段として、出張尋問などを提示した。

 輿石会長はまた、額賀財務相の証人喚問については、「既定方針通り、一人になってもやらせてもらう」と語り、峰崎参議院財政金融委員長のもと、準備が進んでいるはずだとの見方を示した。

 さらに、守屋前次官がこれまでの証人喚問で「贈収賄には関与していない」との発言を繰り返したが、検察が逮捕に至ったということは「疑惑があるから、疑いがあるから逮捕したということになる」と輿石会長は分析。「組織的・構造的なものではないかととらえているので、(逮捕で)終わった話ではなく、新たな出発なのかもしれない」とも述べ、事実解明に向け力を尽くしていくと強調した。

 政府提出の新テロ対策特別措置法案の審議については、「法律を議論し、成立させるのは立法府としての使命。それは当然果たして行く」と語り、守屋前次官、額賀財務相疑惑によって審議の引き延ばしなどを行う考えは一切ないと明言した。

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