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2007/11/28
年金流用禁止法案の委員会採決求める 会見で山田NC厚労相
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 山田正彦『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣、山井和則衆議院厚生労働委員会理事は28日夕、国会内で会見を開催。与党提出「厚生年金特例法案」に対する民主党修正案の厚労委提出を報告した上、与党は民主党提出「年金流用禁止法案」の委員会採決に応じるべきと主張した。

 山井議員が冒頭、修正案の提出と趣旨説明を実施したことを報告、修正案の内容について説明した。山田ネクスト厚労相は、「(与党提出「厚生年金特例法案」に比べて)はるかに私どもの修正案のほうが、中身が濃い」と述べ、各党との修正協議でも修正案同意の見通しが立ってきたと表明した。

 山田ネクスト厚労相はまた、参議院を通過して衆議院で審議中の民主党提出「年金流用禁止法案」に言及。「厚生年金特例法案」と一緒の採決を再三求めているが、なかなか与党が応じないと述べた。同じく審議中のいわゆる「ハコモノ禁止法案」(与党提出)と「実際にそんなに隔たりがある訳ではない」と指摘し、年金流用禁止法案を否決できない事情から採決を行わず、今国会を閉じ、自動的に廃案となることを目指す姿勢がありありだと批判。何としても採決を求めて主張していく方針を明らかにした。

 山井議員は「採決拒否が与党の新たな戦法。前代未聞だ」として、圧倒的に国民の支持を得ている年金流用禁止法案を、採決で反対して法案をつぶしたと報道されれば、国民の批判を浴びると分かっていることから採決自体を行わない与党の姿勢だと補足。「非常に卑怯だ。反対するならば正々堂々と採決して反対すればよい」と主張した。

 山井議員はまた、与党が衆議院に提出した「肝炎対策基本法案」について「民主党が参議院に出している『肝炎医療費助成法案』(特定肝炎対策緊急措置法案)とぶつけて、水面下の協議に持ち込むためのクリンチのダミー法案」との見解を示し、与党が審議を拒否している状況を厳しく批判。提出時の撮影を拒む与党の姿勢からも「法案を出しておきながら審議を拒否する」戦法を取っていることは明白との考えを述べた。

 山井議員は、国会が開いているにも関わらず、公開されている委員会での審議を拒否し、どこまでも水面下で協議しようとする姿勢について、国会を冒とくする行為だと強い疑念を呈した。

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