小沢一郎代表は、11日午後の定例記者会見で、政府が消えた年金記録5000万件のうち、4割が名寄せ不可能としている点について、「政府自らが解明できないのは、公約違反であると同時に、その責任は非常に大きい」と批判した。さらに、名寄せできない年金記録は「4割で留まるかどうか疑問」とした。
また、町村官房長官が、参議院選挙で3月までに名寄せ完了としていたのは、「名寄せできるものと、そうでないものを分けるという意味」と午前の記者会見で発言していることについて、「責任を回避するいい加減な言い方」と厳しく批判した。
国会の会期再延長、給油新法の衆議院での3分の2による再議決については、「2カ月を空費したのは、政府与党。自ら招いた結果であり、再延長などは本末転倒、お門違いの話」と切り捨て、「自らを反省してほしい」と述べた。
党首討論についても、自らが制度の提案者である以上、その重要性は身を持って感じているとして、その重要性が分かるように報道してほしいと要請した。
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