岡崎トミ子『次の内閣』ネクスト環境大臣は19日、地球温暖化問題をテーマに、東京・内幸町の日本記者クラブで開かれた鴨下一郎環境大臣との討論会に臨み、議論を交わした。
この中で、岡崎ネクスト環境相は、民主党として「脱温暖化 戦略」をとりまとめており、政府との違いは、(1)日本としての中・長期的な削減目標の設定、(2)排出権取引制度の導入、(3)再生可能エネルギー導入の強力な推進、(4)地球温暖化対策税の導入――であると語り、政府の温暖化対策の遅れを批判した。
また、COP13における、数値目標を書き込むことに反対して温暖化対策に後ろ向きとの印象を与えた政府の対応を批判した。
さらに次期通常国会に向け、排出権取引制度導入のための法案化の準備を行っていくと述べた。
一方、鴨下大臣からは、排出権取引や環境税、長期削減目標の導入に環境大臣として前向きな姿勢を示したものの、具体的内容や政府内で具体化する方策は語られず、温暖化対策の弱さが浮き彫りになった。
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