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2007/12/27
酪農現場を視察。酪農家・農業者と意見交換 熊本で小沢代表
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 小沢一郎代表は27日午後、熊本県合志市の酪農家を訪れ、酪農の現状を視察するとともに、近隣の酪農家や農業者の方たちと意見交換を行った。

 視察では、70頭の乳牛を飼う酪農を営む村上裕宣さん方を訪問。短時間だったが、牛舎の中で村上さんから、乳牛用の飼料の高騰、牛乳の消費の低迷など酪農が抱える問題点を聞いた。視察の最後には小沢代表は自身の手で搾乳をおこなった。

 視察を終えた小沢代表は場所を移し、近隣から集まった、およそ40人の農業者の方たちと膝を交えての意見交換に臨んだ。

 小沢代表は冒頭の挨拶で、「農業そのものを守っていかなくてはならないことは当然だが、日本人の心の故郷、伝統を育んできた地域社会を壊してはならない」と語り、さらに「大きな会社でただ儲ければよいという発想でやると、地方がつぶれてしまう。それは天につばをすることと同じだ」と指摘。「農業を守ることは同時に地域社会を守ることになる」と、農業がいかに地域社会の存立に大きな力を持つか、どれほど重要かを述べた。

 さらに「強いものだけが生き残るのではなく、国民みんなが、どこに住んでも安心して、安定して生活していける仕組み、すなわち政治をやらなくてはいけないという思いで頑張っております」と話し、今後もさらなる民主党への支持を訴えた。

 集まった皆さんからは、「いつのまにか農家はワーキングプアのようになってしまっている。何とかしたいと思っているがその声が届かない」、「与党自民党は長い政権の間におごりがある。是非二大政党制を実現し、政権を取ってほしい」、また「酪農は牛のえさは高騰し、乳価は低迷。年も越せないという情況にある」といった切実な声や、民主党への大きな期待が寄せられた。

 そして、酪農家の有志を代表して、「農業基本法の制定」「農業者戸別の所得補償の実現」「農協改革」「原油や飼料の高等対策」の4点を柱にする要望書が出された。

 小沢代表はこれらの意見や要望書を受けて、「私も故郷の岩手で農業をやっているから、皆さんの情況を知っているつもりです。、皆さんの声を政治に反映できるように、みんなの生活に政治の目が向けられるそういう政治を実現していきたい」、そういう思いでいっぱいだと感想を述べ、政権交代を目指して頑張る決意を述べた。

 今日の視察には、松野頼久衆議院議員、福嶋健一郎熊本県第2区総支部長、ごとう英友熊本県第3区総支部長も参加した。

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