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2007/12/28
官僚主導から国民参加の政治へ 鳩山幹事長
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 鳩山由紀夫幹事長は28日、党本部で2007年最後の記者会見を行った。

 鳩山幹事長は冒頭、来月に総選挙を控えたパキスタンで27日、ブット元首相が暗殺されたことに言及。ブット元首相は、「イスラム圏で初の女性首相であり、パキスタン民主化の鍵を握っていると内外で注目されていた」と敬意を表し、哀悼の意を述べた。また、犠牲になった方々、パキスタン国民に対してもお悔やみを述べた。そのうえで、「民主主義を破壊するテロ行為を断固として許すことはできない」と非難。テロがあとを絶たない現状を憂慮し、「世界の協力により真のテロ撲滅を」と誓った。

 次に、「小泉改革、自公政権でのひずみが極端な形で表れた1年」と今年を振り返り、格差、偽装といった数々の問題を指摘。「国民が動かなければ政治は変わらない。国民が主導となる民主主義を定着させるには国民の手で作っていかなければならない」と述べ、「今その気運が高まっている」との認識を示した。

 また、統一地方選挙、参議院選挙での国民の皆さまの支持に改めて感謝するとともに、来る総選挙に向けて「官僚主導ではなく、国民参加の政治へ」に向けて、よりいっそうのご理解とご支援を求めた。

 民主党結成から10年を迎えるにあたっては、「政党の命は人生と同じ」と述べ、山あり谷ありの中、「谷をいくつも経験して成長してきた」と言明。厳しい局面を乗り越え、「小沢一郎代表の経験に基づくリーダーシップのもと、経験者と若者とバランスのとれた民主党ができあがってきた」と評価した。

 また2008年に向け、「衆議院を解散に追い込み、総選挙で勝利し第一党へ」との決意を表明。「国民の暮らしを守る政党は民主党である」として、民主党中心の政権のもと、「国民の生活が第一」の政策を実現させていくとの抱負を語った。

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