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2007/12/28
日中共同記者会見を受けて(談話)
民主党『次の内閣』
ネクスト外務大臣 鉢呂 吉雄

 本日、福田総理が訪中して温家宝首相と会談を行い、共同記者会見を行った。今夕には胡錦濤国家主席との間で首脳会談を行う予定である。

 両首脳は胡錦濤国家主席が来春訪日することに合意し、気候変動問題、青少年友好、磁気核融合分野における協力に関する三つの文書に署名したほか、防衛交流の促進などでも合意した。民主党としても、日中関係の深化に向けた取組みが進んだことは率直に評価したい。

 ただし、日中間の戦略的互恵関係構築が真に実体を伴うものになっているかは、未だ予断を許さない。特に、今回の訪中によって東シナ海ガス田開発問題の具体的な解決に至らない見込みとなったことは、福田総理の指導力不足を露呈したものであり遺憾である。拉致問題や北朝鮮の核問題をめぐる連携強化を含め、本当の意味での日中の信頼回復はこれからが正念場である。

 民主党は、小沢代表による継続的な訪中や日中交流協議機構による政策討議等により、日中間の相互理解促進に向けた努力を加速して行く。

以上
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