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８日午前の参議院外交防衛委員会で、民主党・新緑風会・日本の浅尾慶一郎議員（『次の内閣』ネクスト防衛大臣）が、外務省所管の社団法人「日米平和・文化交流協会」の専務理事である秋山直紀氏に対する参考人質疑を行った。
浅尾議員は、日米平和・文化交流協会への国からの助成金の流れに関して質問、秋山参考人と株式会社国際外交研究所、安全保障研究所の関係について説明を求めた。また、協会が非常勤専務理事の秋山参考人に年１０２０万円の報酬を支払っているという会計処理について、外務省が是正の命令を出した経緯を確認。公的に１０２０万円の所得があったことになり、参考人は税務修正申告をすべきだと指摘した。
また、秋山参考人が顧問を務める米国アドバック・インターナショナル・コーポレーション日本支社について、浅尾議員は「亡くなった方が長い間、代表取締役として登記されている。基本的にはおかしいことだ」と指摘、公正証書等原本不実記載にあたるという見解を示した。秋山参考人は、創立者の名前を残したいという本社からの指示も有り、そのままになっていると説明、登記の変更は考えたことがないとした。
浅尾議員はさらに、秋山参考人と政治家らとの宴席についても質問。守屋前防衛事務次官、久間元防衛大臣、宮崎山田洋行元専務との宴席を、秋山参考人は記憶に無いと答えた。久間元大臣、宮崎元専務との宴席については「１回か２回はあると思う」と述べ、久間元大臣と山田洋行以外の防衛関係企業経営者との宴席への出席についても「会合という意味では何度かあると思う」とした。
浅尾議員はこのほか、国会議員の海外の会議出席や遺棄化学兵器処理事業などについて、協会の事業との関係や秋山参考人の見解を質した。
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