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2008/01/28
【衆院予算委】細野議員、補正予算の審議を妨げるブリッジ法案は財政法違反と指摘
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 28日午後の衆議院予算委員会で、細野豪志議員は、地球温暖化対策や租税特別措置法、特別会計などについて福田首相と関係大臣の見解を質した。

 細野議員は冒頭に地球温暖化問題を取り上げ、温室効果ガス削減についてこれまで必ずしも積極的発言ができなかった日本が、サミットでリーダーシップを取れるのかという疑問が投げかけられていると指摘。目標達成の手段がまったく見えないことに原因があるとした。

 温暖化防止の観点からも暫定税率の維持が必要という政府与党の主張について、「今までの政府の試算からは信じがたい」との見解を示した。環境税導入について政府は、ガソリン価格が上昇しても国全体の消費量は抑制されないため効果がないと説明してきたとした上、「我々はしっかり政策をつくり提案する」と、環境予算の確保を含め、地球温暖化対策に積極的に取り組む姿勢を明らかにした。

 細野議員はまた、道路特定財源の使い道についても質問。政府が国民の側をしっかり見ているか、疑念を抱く例との見解を示した。さらに、暫定税率について2カ月間の現行税率維持を目指す自民党の議員立法「ブリッジ法案」について、暫定部分は予算の一部のため、法案は財政法違反にあたると指摘。補正予算の審議を妨げようとする与党の態度を許すのかと、福田首相、額賀財務大臣を厳しく追及した。

 租税特別措置の部分を税制関連法案から分けて国会に提出すべきという民主党の提案を聞き入れず、本予算の後にしっかり議論すべき税法の審議を補正予算の審議の真っ最中に求める与党やそれを見過ごす内閣の姿勢は、驚き以外の何ものでも無いとした。

 細野議員はさらに「埋蔵金」と呼ばれる特別会計などの余剰金の問題に言及。「無駄が有るとは理解していないが、財政健全化への貢献を図る目線から見張る」などと答えた首相に対し、国民の代表として個別具体的に指摘する努力を行うと表明した。

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