友近聡朗議員は、参議院予算委員会で6日午前、補正予算案に対する反対討論に立ち、「国民が未来に明るい展望を抱くことのできない福田内閣の理念なき政治にレッドカードを突きつけます」と退陣を求めた。
友近議員は、補正予算に反対する理由を、(1)高齢者医療制度の導入を前に、選挙目当てに小手先の対応で負担増を凍結している点、(2)甘い税収見通しに基づいている点、(3)農業活性化策など本来当初予算に盛り込むべき経費を追加計上し、財政規律を著しく軽視している点――の3点を指摘した。
その上で、高齢者医療制度は凍結ではなく、抜本的に見直すべきであると主張した。
また、福田内閣を「格差拡大という負の遺産を是正する具体的施策が見えない」と批判した。
討論後採決され、補正予算案は賛成少数で否決された。
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