鳩山由紀夫幹事長は7日午後、オマール・アブドゥラ、ラフール・ガンディー下院議員ほかインド国会議員団の表敬訪問を受け、党本部で会談。核問題をはじめ、経済、地球環境など幅広い分野における取り組みについて活発な意見交換を行った。
冒頭、鳩山幹事長は歓迎の挨拶の中で、日本とインドの交友関係の発展に期待感を示し、そのためにも国会議員同士の交流が重要だと強調。また、代表時代の2002年1月、パキスタンのテロ組織によって国会が襲撃された直後にインドを訪れ、ニューデリー、カシミールの惨状を目の当たりにしたことに言及し、「両国が和解することを祈念する」と述べた。その上で、飛躍的な経済発展を遂げているインドの位置づけについて、国際社会における重要な役割を担っているとの認識を明示。7月の北海道洞爺湖サミットにおいても、日本、インド、中国でアジアの存在感を発信していこうと呼びかけた。
会談では、核問題に関する突っ込んだ意見交換が行われるとともに、経済問題をはじめとする協力関係の必要性が双方から提示され、様々な分野での相互支援が可能であるとの見解で一致。今後のさらなる関係発展を確認した。
尚、会談には岩國哲人国際局長、前田武志、簗瀬進、尾立源幸、藤末健三、川合孝典各参議院議員、平岡秀夫、玄葉光一郎各衆議院議員が同席した。
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