菅直人代表代行(道路特定財源・暫定税率問題対策本部長)は20日午後、東京湾アクアライン連絡道「海ほたる」を視察した。津村啓介、森本哲生両衆議院議員が同行した。
一行は「海ほたる」展望デッキで施設の概要を視察した後、技術資料館「うみめがね」でアクアライン建設工事などに関する資料を確認、道路を管理する東日本高速道路株式会社から説明を受けた。
菅代表代行は終了後、記者団に、21日、道路特定財源について開かれる衆院予算委員会集中審議で、民主党・無所属クラブの最初に質問に立つ予定であることから、「非常に不合理な道路建設の具体例」として視察を実施したと表明。
建設から約10年、約1兆4000億円が投じられた総工費やその償還問題、利用予測などについて公団や国土交通省が政策の誤りや実態をきちんと認め、今後の反省として役立てるべきだという見解を語った。
「誰一人責任をとろうとしない。ツケは納税者、道路利用者に回る」と指摘した上、「道路造りのルールがおかしい。ルールを根本から変えることを提案していきたい」と明日21日の議論において政府与党を追及する構えを示した。
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