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2008/02/21
石破防衛相の問責は行方不明者救出、真相究明後に判断する問題 輿石参院議員会長
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 輿石東参議院議員会長(代表代行)は21日、国会内で定例会見した。

 冒頭、海上自衛隊イージス艦と漁船との衝突事件に関連して、その責任を問うべく石破防衛大臣の問責決議案提出の動きが取り沙汰されている現状を踏まえてコメント。報道等で事故発生後に石破防衛相に報告されたのが1時間半後、首相には2時間後、堂本千葉県知事には至っては4時間後であったとされる現状に触れ、「何をかいわんや。危機管理がどうなっているのかということだ」と、防衛省の体制を問題視した。

 また、イージス艦の見張り員が、事故の12分前に漁船2隻の灯火を視認していたことが防衛省の調査でわかったとされる点にも触れ、「この空白の時間、なにもしなかったということか」と疑問を呈した。そのうえで輿石会長は、こうした様々な点が明らかになってきている現状を踏まえるとともに、行方不明となっている2人の乗組員の救出に全力を傾けることが不可欠であるとの考えを明示。同時に「現在必要なのは真相究明だ」と述べ、危機管理を問う前に真相究明に力をつくす必要があるとの考えを示した。
「そうしたことから言えば、すぐに問責決議案を出すということではない」とも語り、石破防衛相に責任をとらせることが必ずしも問題の解決とはいえないとの認識を示した。

 問責決議案を出す時期かどうかという議論する前に、行方不明者の救出、真相究明、危機管理の追及などを順次行っていくべきだとして、「その上で問責(決議案)が必要であれば問責で辞めてもらうという方法もあるということだ」と語った。

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