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2008/02/22
イージス艦衝突事故、政府与党の責任感の欠如を指摘 幹事長、会見で
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 鳩山由紀夫幹事長は22日午後の定例記者会見で、イージス艦の衝突事故と日米地位協定改定についてコメントした。

 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故については、「まず吉清さん親子の安否が気遣われるところだ」と憂慮を表した上、「政府与党の責任感の欠如を指摘せざるを得ない」と表明。

 初動が極めて遅れたことや、「日本の安全保障の根幹は大丈夫か」という不安感を多くの国民に与えたことについて、政府与党から責任ある言葉があまり聞こえてこないとの考えを示した。その上で「事実をしっかりと国民の皆さんに明らかにして原因を究明する。(防衛省を)二度と同じ問題が起きないような体質にする」と、議論に臨む思いを語った。

 鳩山幹事長はまた、沖縄女子中学生暴行事件の後も米兵が逮捕される事件が続く状況について、いい加減な再発防止策では済まされず、日米地位協定を改定して日本と米国が対等の関係に立ちながら安全保障の議論ができる環境づくりが重要だと述べた。社民党、国民新党と協議し、できれば共同で改定案を出そうという状況になっていると説明した。

 日銀総裁の同意人事に関する質問には、「これからの日銀の有り様に対して、適切な方を選びたい」という一心で政府案を見て、党の考え方を作り上げると答えた。非公式な案の打診がなされたという報道については「こういうことが起きれば起きるほど、素直に政府与党の声を聞くことがますます難しくなってしまうのではないかと心配している」と懸念を示した上、「山岡国対委員長からそういった打診があったという報告は受けていない」と答えた。

 このほか次期衆院選の候補者擁立状況を質問され、いっそう拍車をかけて赤松選対委員長中心に擁立を急ぐ考えを述べた。

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