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2008/02/26
【衆院予算委】年金記録問題「早期解決、正しい年金を支払う」の公約の確認迫る 山井議員
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 山井和則議員は、衆議院予算委員会で26日午前質問に立ち、昨年7月の政府・与党の基本方針「この問題につきましては私の内閣の責任において必ず早期に解決をし、最後の一人までチェックして正しい年金をきちんとお支払いをします」を示し、この方針は福田内閣でも公約かと迫った。首相は、「早期にはいろんな見方がある。逃げるつもりはないが」などと明言を避け、再三の追及で「引き継いでいる」と消極的に答えた。

 また、山井議員はねんきん特別便による記録統合の進捗状況を確認、128万件のうち訂正ありが12万件しかないとして、これには不明、記録漏れとなっている期間などを特別便に明記していないこと、裏マニュアルによって不親切な対応となっていることが原因だと指摘。訂正して民主党が昨年5月に出した「会社名、期間などを明示したもので確認する」との対策を示し、実行するよう求めた。

 舛添厚生労働大臣は、民主党案では10人、20人も同じ人が出てくるとして拒否した。山井議員は納得せず、「被害者の痛みが分からない。10人、20人と出てくるのはレアなケース。9割は1対1」だとして実行を求めた。

 また、年金制度についても国民年金の実質納付率が49%であり、特に若年層の納付率が低いことを示し、制度を一元化し、基礎部分を税とする民主党案を採用するよう要求した。舛添大臣は「公正、公平の観点から問題あり。検討したい」と答えた。

 最後に、介護人材確保法案、年金保険料流用禁止法案が審議もせず、与党が採決も拒否している現状を指摘、せめて審議するよう求めた。首相は、「審議は委員会のこと。私が口を出すことではない」とここでも消極的に答えた。

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