鳩山由紀夫幹事長は1日午前、東京・明治公園で開かれた「2008春季生活闘争 連合要求実現3・1中央総決起集会」で挨拶し、国民が主役になる政治を作り出すため早期の解散総選挙を求めると表明した。
冒頭、昨夜の平成20年度予算案の衆議院通過に言及。道路特定財源制度、イージス艦衝突事故、年金など、様々な問題について議論が尽くされていない中、一気に与党の強行採決が行われたと述べた。
「徹底した審議を求めた両院議長のあっせんが、簡単に与党によって破られてしまったことを、怒りを込めて抗議の行動にあらわす。参議院で始まる審議の中で、暫定税率の撤廃というかたちで必ず結実しなければならない。何をやりたいのか分からない福田政権には早く引き下がってもらい、国民が中心、主役となる政治を作り出すために、早期解散の実現を求める」と表明。
また「地域において格差に悩む多くの方々のためにたたかい続けなければならない。日本の経済を立て直すには内需の拡大しかない。内需の拡大を実現させるためには、働く方々の賃金を上げ、消費を増やす以外に方策はない」と指摘。春季闘争に臨む働く皆さんと同じ思いで連帯し、他の野党ともしっかりスクラムを組んで、新しい政治を作り出すために邁進するとした。
これに先立って開かれた民主党の街頭演説会には、高山智司遊説局長をはじめ、党所属の参議院議員、衆議院総支部長、都議会議員が多数参加。ガソリン税の暫定税率廃止、社会保障制度、物価上昇、新銀行東京への追加出資などの問題を挙げて、「国民の生活が第一」の政治を実現する党への支持を訴えた。
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