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2008/03/10
衆院選の前哨戦でもある山口2区補選に平岡秀夫衆議院議員を擁立、小沢代表が会見で発表
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 小沢代表は10日、山口県岩国市を訪れ、岩国市長選で現職の失職に伴い行われる山口2区衆議院補欠選挙(4月27日投票)に平岡秀夫衆議院議員(中国ブロック比例選出)を公認候補として擁立する会見を行った。

 冒頭小沢代表は、「昨年の参院選で与野党逆転し、参議院で第一党の立場を与えて頂いたが、我々の主張を十分に実行していくには、次の総選挙で過半数を取って政権を担い、政治の原点に立った政策を実行していきたい」と基本的な考えを示すとともに、来たるべき総選挙の前哨戦としても、この補欠選挙で平岡議員が議席を奪還するために、党を挙げて全面的な支援をする方針を表した。

 平岡議員は、山口2区補選の公認候補となったことについて、「今年は政治の道に転身をして10年目の節目になり、大きな挑戦の年にもなった。この山口から日本を変える。『チェンジ日本』という気持ちで全力を尽くして闘っていきたい」と熱く決意を表明した。
 
 さらに平岡議員は、公約として、「地域の中で『国民の生活が第一』と言われている問題をしっかりと組み上げていくことや国会で取り組んできた財政金融問題や国際平和などの分野で実現されるように努力していく」と力強く語った。

 また厚木からの米空母艦載機移転問題に端を発し、国が岩国新庁舎建設補助金35億円を突然カットしたことについて平岡議員は、「補助金カットも強行採決した米軍再編円滑化法も『アメとムチ』の中身を持った法律である。地域主権という考えと相反する政策をやめさせる」とし、しっかりと声があげられる政治を実現するために役割を果たしていく考えを語った。

 同様の質問に対して小沢代表は、「今日の自民党政治の一番の問題点は、日米同盟と言いながら、自らの意見をはっきりと言えない関係であることが問題点である」と鋭く分析。その関係が原因で『アメとムチ』のような政策しか与党は生み出せないと指摘した。

 日銀総裁人事で武藤副総裁の昇格案を与党側が提示したことに関連して、福田首相が党首会談を検討しているとの報道について小沢代表は、「明日聴聞会が開かれるので、その話を聞いてから、国対連絡役員会で判断し結論を出すであろう」との方針を示し、「党首会談については、予算案と予算関連法案に対する与党の強行採決に端を発した国会運営の件もあるので、まず与党がそれなりの考え方を示すのが先である」とした上で、仮に会談が行われた場合、「道路特別財源は十分役割を終えた。暫定税率も必要ない。その考えは変わらないことは言えるだろう」とした。

 会談を開催するかどうか具体的なことについては幹事長と国対委員長に判断を委ねることを明らかにした。

 最後に日銀総裁ポストが空白になった場合の責任論についての質問には、「もちろん政府である」とし、あくまでも政府が提示した案を国会が同意するので権限と責任は政府にあるとの本質論を説いた。さらに与党が不同意した人事を再提示した場合についても、「一度不同意したものを再度提示することは考えられない」ときっぱり言い切った。

 なお、小沢代表は会見終了後、連合山口との懇談を行った。

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