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2008/03/11
日銀人事は速やかに再考を 鳩山幹事長が政府に要求
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 鳩山由紀夫幹事長は11日夕、日銀正副総裁人事への対応を党議決定した後、記者団の質問に答え、「武藤総裁と伊藤副総裁はふさわしくないということで不同意にしたものであり、政争の具にするものでは全くない。19日の任期切れまで1週間あるので、より良い人物を選ぶよう政府に求めたい」と述べ、武藤敏郎氏に代わる総裁候補を速やかに選んで国会に再提示するよう求めた。

 それに関連し、政府・与党が12日の衆参両院本会議での同意人事議決に難色を示しているうえ、参議院で武藤総裁案が否決されても同じ案を再び提出する構えを示していることに対し、鳩山幹事長は「与党は早く同意人事を決めたいと言ってきたのに、なぜ12日の採決を嫌がるのか理解に苦しむ。また、武藤総裁への不同意は国会の結論である以上、同じ案の再提出はありえない。同じ結論になり、時間の無駄だ。与党は結局、議決を遅らせたうえに武藤総裁案の再提出を繰り返して、日銀総裁を空席にし、その責任を民主党にかぶせたいだけだ。しかし、国民は決して納得しないだろう」と述べ、日銀人事を「政争の具」としてもてあそんでいる与党を厳しく批判した。

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