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2008/03/18
与党は「昨年7月の参院選以降何が起きたか分かっていない」小沢代表が会見で
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 小沢一郎代表は18日午後の定例記者会見で、元大蔵事務次官の田波耕治国際協力銀行総裁を日銀総裁に充てる人事案が国会に提示されたことについて質問を受け、「任命は内閣の権能、国会は同意するかしないかの権能しかない。権能・権限がないところに責任はない」とした上で、「与党は一院しか支配していないとの認識がなさ過ぎる。いろんなことに配慮し、(日銀総裁の空白)という事態が起きないようにすべき。(昨年の)7月以降何が起きたのか、全く分かっていないのでは」と、政府の対応を批判した。

 日銀総裁人事を巡る政府の迷走についての質問には、「総理大臣は最高のリーダーとして、基礎的な憲政の常道、議会運営への認識をもっていただきたい。この問題に限らずトップリーダーだから、自分の考え、意見を表明し、与党内、政権をまとめる力を持つ、力がなければ努力して結果を出す必要があるが、欠けているのではないか」と、首相のリーダーシップのなさを指摘した。

 日銀総裁が空白となりそうな事態に対する責任について問われ、「日銀総裁の任期が切れることはずっと前から分かっていたはず。また、野党の主張も分かっていたはず」として、ぎりぎりになっての提示について「与党が衆参両院で多数だったとしても、余りにも高圧的」と批判的な考えを示した。

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