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2008/03/18
田波日銀総裁人事で「不同意が党の結論」 鳩山幹事長が記者団に
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 鳩山由紀夫幹事長は、18日夜党本部で記者団に、田波耕治国際協力銀行総裁・元大蔵事務次官を日銀総裁とする人事案について、「不同意が党の結論」と語った。また、西村苺F副総裁候補については同意だとした。

 鳩山幹事長は、田波氏に不同意の理由を、「サブプライム問題で国際的に金融は未曾有の危機に陥っている。日銀総裁には国際的な判断力、決断力が求められる。総裁として仕事ができるのか」とその能力に疑問があることを挙げた。また、「大蔵省、財務省出身と日銀出身とのタスキ掛け人事。財務省にとって日銀総裁は究極の天下り先。財務省主導の国家ではなく、国民主導の国家を作りたい」と述べ、財務省の動きを批判した。

 さらに、日銀総裁が空席となる可能性について、「空席のリスクよりも、間違った人事を認めたリスク、どちらが大きいかを判断した」とした。その上で、町村官房長官が、民主党が日銀総裁にふさわしい方をそれとなく政府与党に言ったことについて「総理は民主党が名前を出す方を選ぶことはできない」と語ったことも明らかにした。西村苺F氏については、日銀審議委員として実績、若さ、国際金融危機にも力を出されるのではと評価した。

 これは、同意人事検討小委員会、財政金融部門会議、役員会など一連の党内手続きが終了したことを受けたもの。

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