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2008/03/24
【参院予算委】浅尾議員、外交・防衛集中審議で 首相、防衛相ら追及
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 24日午後の参議院予算委員会の集中審議で、浅尾慶一郎議員(『次の内閣』ネクスト防衛大臣)は、神奈川県横須賀市のタクシー運転手刺殺事件、イージス艦衝突事故などについて質問した。

 浅尾議員は冒頭、道路特定財源の揮発油(ガソリン)税率を含む日切れ法案の衆議院再可決の問題を取り上げ、憲法59条2項の要件は満たされると解釈するか衆参両院の法制局長と議論。「判断するのは最終的には衆議院の多数派だ。そのことの是非については、両院の)多数派が異なれば解釈が異なってくる」という理解に至ったと述べた。

 続いて、神奈川県横須賀市のタクシー運転手刺殺事件に言及。関与が疑われている米軍兵士が「脱走兵」と説明されているが、定義が曖昧だと指摘。日本国政府に通報があり、いた場合に逮捕の要請が来る脱走罪の構成要件を満たさず、今回は無許可欠勤にあたると見解を示した。そうした兵士の数の把握や情報提供を政府として求めるべきだとした。

 海上自衛隊イージス艦「あたご」と漁船の衝突事故については、21日に防衛省が公表した中間報告書と、危機管理体制のあり方を取り上げて質問。事故後の防衛省への登庁時間について答弁を求め、大臣が夜間等に登庁する手段の確保など、危機管理上の優先順位をつけた体制作りが必要との見解を示した。また、オペレーションルームからの連絡の際、所管をめぐるやり取りによって30分を要したことを追及、石破防衛大臣は課が違うということは言い訳にならず、責任者としてお詫びするとした。

 浅尾議員はまた、他2つの事件の報告書と同じ日にイージス艦事故の中間報告書の公表が行われたことは不自然だとしたほか、「なだしお」事件発生から1ヶ月後、当時の瓦防衛庁長官が、国民の命を守る自衛隊が起こした事故の責任をとって辞任したことに言及、石破防衛相も辞任すべきとの考えを示した。福田首相は「いかにして体制を建て直すべきかを考えてくれといっている。そのことをしっかりとやってほしい」と語った。

 浅尾議員はこのほか、在日米軍駐留経費負担(いわゆる「思いやり予算」)の調査や道路特定財源のレクリエーション費支出の見直しについて質問した。

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