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2008/03/26
【衆院厚労委】長妻、岡本、山井、内山各議員が年金記録問題等で大臣追及
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 衆議院厚生労働委員会で26日午後、長妻昭『次の内閣』ネクスト年金担当大臣、岡本充功、内山晃、山井和則各議員が質問に立ち、宙に浮いた年金記録5000万件の統合作業などについて、舛添厚生労働大臣らを厳しく追及した。

 現時点で5000万件の内訳は「統合済み記録」417万件、「今後新たな給付に結びつかない記録」648万件、「新たな給付に結びつくか不明の記録」4030万件となっている。

 社会保険庁は「死亡一時金を受給している記録」「脱退手当金等を受給している記録」を、新たな受給に結びつかない「解明済みの記録」とするが、民主党は、遺族年金や脱退手当金の受給漏れなどが相当含まれるとして、新たな受給に結びつく可能性があると指摘している。

 長妻議員は、茂木厚生労働委員長が職権で議事録から「与党というのは、一度でも不祥事を追及したことがあるんですか、政府の」と指摘した長妻議員の同委員会での発言を強制削除した問題について厳重抗議して回復を求めるとともに、突合作業の最終的な到達目標や期限、費用を示すよう提案。サンプル調査を実施して新たな給付に結びつけるべきだとした。コンピュータ上も紙台帳でも記録が見つからない「消えた年金記録」1541件についても報告を求めた。

 内山議員は、年金記録確認地方第三者委員会委員への圧力問題を取り上げ、保険料を滞納して社会保険を脱退した会社の調査を求めた。工程表のスケジュールを守るために荒っぽい仕事がなされたことは「ねんきん特別便」が「訂正なし」で戻ってきた83万件という数字を見れば明らかだとして、加入期間を呼び起こしにつながらないその内容を批判した。

 山井議員も「ねんきん特別便」が惨憺たる大失敗に終わっていると指摘、見つかった年金記録が入っていないために、現場へ労力と負担をかけておきながら、税金の無駄遣いにつながっているとした。また最後の一人、最後の一円までチェックして正しい年金をきちんと支払うという公約どおりには実際は行われていないと主張、92%は解決されていないと認識するよう厚労相に求めた。

 岡本議員は、食の安全と医療現場の疲弊状況を踏まえた病院・勤務医への支援策、後期高齢者医療制度の問題点について質問した。

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