民主党・新緑風会・国民新・日本は31日午後、参議院本会議を前に国会内で参議院議員総会を開催。4月からの予算委員会の審議スタートにおいては国民のための政治の実現を目指し、道路財源の一般財源化に向けて一致団結していくことを確認した。
冒頭、挨拶に立った輿石東参議院議員会長(代表代行)は、福田首相をはじめ自公政権が、審議拒否をしているのは民主党参議院会派120名の責任であるとの発言を繰り返していることを問題視、「このような状態をつくり出した本当の原因はどこにあるのか冷静にとらえてほしい」と述べ、マスコミの報道姿勢にも一考を求めた。これに関連して、道路特定財源の2009年度からの一般財源化を含む福田首相の新提案を受け、「次は小沢代表の出番だ」とする、自公両党、マスコミの論調に言及、「小沢代表も百も承知。しかるべき時には出て、民主党の主張をしてくれに違いないと信じている」と、期待を示した。
また、「3分の2再議決」とあわせて「問責決議案の提出」についても衆議院側で論じられることについて、「衆議院で行われる話ではない」と厳しく指弾し、「参議院の意思なくして問責決議は行われることはありえない」と批判し、あくまでも参議院の意志によるものだとした。そのうえで、「本会議においても、民主党が国民の皆さんのための政治を行っていることは明らかになるだろう」との見解を明示、「揮発油税に限っては明日から勝負をかけていく」と、決意を述べた。
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