鳩山由紀夫幹事長は3日午後、社民、国民新両党の幹事長とともに日米地位協定改定案を政府に提出、見直しを申し入れた。党から渡辺周衆議院安保委員会筆頭理事、喜納昌吉参議院外交防衛委員会委員が同行した。
鳩山幹事長らは国会内で町村官房長官に対し、3党共同で案を作成したことを報告。その内容(下記関連記事を参照)を説明した上、米兵による事件・事故を未然に防ぐためにも地位協定を改定する必要があるとした。官房長官は、政府の代表として受け取り、提案を検討すると答えた。
このあと一行は外務省を訪れ、高村外務大臣にも同様の申し入れを行った。高村外務大臣は「政府の基本方針は運用改善」と述べた上、「せっかく自信作を持ってきてもらったので検討をする」と明言。日本国内の問題としては、沖縄とその他の地域との不平等を認めながらも、他国との関係上は問題ないとの認識を強調、消極的な態度を貫いた。
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