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2008/04/03
民主党地球温暖化対策本部 第7回会議を開催




 民主党地球温暖化対策本部(本部長:岡田克也副代表)は3日夕、国会内で第7回の会議を開催。

 冒頭、挨拶に立った岡田本部長は、「道路、年金とともに温暖化問題にも焦点が当たってくると思う」として、地球温暖化対策に向けて取り組みを強化していく意向を述べた。

 会議ではまず、「環境サミットの実現を」とのテーマで環境エネルギー政策研究所副所長の大林氏がNGOの視点から講演。気候変動問題を考えるうえで、サミットが重要であることを改めて確認、北海道洞爺湖サミットにおいても前向きなメッセージを発信できるよう働きかけてきたとして、その活動内容を報告した。

 次に、気候変動、クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する第4回閣僚級対話「グレンイーグルス対話」の結果報告、3月27日に閣議決定した「改定京都議定書目標達成計画」の概要、長期エネルギー需給見通し(案)、2020年の最大導入ケース実現の姿等について関係各省庁がらヒアリングを行った。

 ヒアリング後の意見交換では、参加した議員の指摘から各省庁が示した政策ビジョン、検討項目について、根拠の不明確さが露呈、その実現性を問うとともに、サミット主催国として不安視する声が多く上がった。

 菅直人代表代行は、「1枚の絵になっていない」と指摘、個別の政策に終始し、総合的なものが示されていないとの見解を明示。「地球は役所別になっていない」として、役所が縦割りの中で政策をつくっている今の体制を改め、地球温暖化対策に向けてトータルなビジョンを示す必要性を訴えた。
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